6月, 2016年
海藻パワーで夏を乗り切る
高温多湿な夏は汗でミネラルが奪われ、だるくなったり疲れやすくなったりします。2016年6月25日の日経新聞に、“海藻パワーで夏を乗り切 る” という記事が載っていました。
暑さで胃腸の消化機能が衰え食欲も落ちると、のどごしがよい素麺などの炭水化物中心になりがちです。すると、ますます必要な栄養素が足りなくなる ので、海藻で上手に補ってほしいと書いてありました。
海藻の主な成分は、食物繊維とミネラルの2つです。海藻に多く含まれる食物繊維は、腸内の悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整えます。また夏バテ予 防に欠かせないミネラルは、身体の機能を維持・調整します。そして、いまアカモクやワカメに多く含まれる「フコキサンチン」が注目されているそう です。
北海道大学大学院の宮下和夫教授によれば、フコキサンチンには、肥満予防、老化予防だけでなく、糖尿病、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの疾病予 防にも役立つと考えられているということです。新聞記事には、アカモク入り彩り冷奴のレシピが紹介されていました。
配信 Willmake143
小林麻央さんが闘う乳がん
2016年6月9日、歌舞伎俳優 市川海老蔵さんの妻で、フリーアナウンサーの小林麻央さん(33歳)が、乳がん闘病中であることが明らかになりました。
乳がんは女性に最も多いがんで、年間の新規患者数は約9万人に上るそうです(2015年 国立がん研究センターがん対策情報センターによる予測)。
日本人の乳がんは30代後半から増加し始め、ピークは45歳から49歳と、ほかのがんに比べ若い世代に多いのが特徴だと、2016年6月9日付の 日経Goodayに書いてありました。
乳がん検診には、マンモグラフィ検査と超音波検査と視触診がありますが、マンモグラフィには 「落とし穴」 があるそうです。乳腺が発達している人やホルモン補充療法を行っている人の乳房を撮影すると、乳房全体が白く写ってしまうため、マンモグラフィ単独では、 異常の有無を完全に判定するのが難しいということです。
2016年6月12日の読売新聞はマンモグラフィの画像で乳房全体が白く写り、異常の有無がわかりにくくて、判断が困難でも「異常なし」と受診者 に通知されるケースが多いことが分かったと伝えています。
読売新聞が主要な131自治体にアンケートをしてみると、回答した自治体の7割が、判定が困難だったことを通知する仕組みがなかったそうです。
異常がないと誤解させる心配があるので、専門家は 「見えない場合には受診者が超音波検査などを受けられるような通知方法にすべきだ」 と指摘していました。
配信 Willmake143
もち麦ダイエット
週刊朝日2016年6月3日号が “もち麦ダイエット” の紹介記事を載せていました。今の主流ともいえる「糖質オフ」 や 「炭水化物抜き」 とは真逆の発想で、主食である炭水化物をしっかりとりながらも体重を落とすというダイエット法で最近、メディアでも注目を集めているそうです。
もち麦とは大麦の一種です。米にも 「うるち米」 と 「もち米」 があるように、大麦にも 「うるち性」 と 「もち性」 があります。うるち性の大麦で一般的なのが、麦とろご飯でおなじみの 「押し麦」 。もち性にあたるのが、もち麦です。
もち麦ダイエットとは、普段食べている白米に、もち麦をプラスするだけのお手軽なものです。お薦めの食べ方は、最も取り入れやすいのが3割(もち 麦50グラムに対し、米1合・150グラム)をもち麦にするもち麦ご飯だと書いてありました。
朝と夜の1日2食をもち麦ご飯に置き換えて、3か月間続けると効果があらわれると大妻女子大学家政学部の青江誠一郎教授は述べています。
もち麦に豊富に含まれる水溶性食物繊維は、糖質の消化・吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を防ぐとともに、脂質の吸収を穏やかにする作用があり ます。
さらに、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果もあるため、腸内環境改善にも役立つそうです。記事の中で、青江教授監修の “もち麦ダイエットレシピ” という本が紹介されていました。
配信 Willmake143