すい臓がん

2016-08-19

すい臓がん
すい臓がん元横綱 千代の富士の九重親方が、2016年7月31日に亡くなりました。享年61歳、死因は膵臓(すいぞう)がんでした。

東京大学病院の中川恵一先生は、日経新聞の 「がん社会を診る」 というコラム(2016年8月18日付)の中で、すい臓がんは早期発見が困難な上に進行が早く、「見つからない」「治らない」がんの代表で「がんの王様」 とも恐れられていると書いていました。
新しい抗がん剤の開発によって、生存期間の延長は認められていますが、すい臓がんによる死亡率は約98%でほとんど減少していないそうです。がん 検診による早期発見の有効性も確立していないので、まずは予防が大切ですと中川先生はいっています。喫煙は1.7倍、糖尿病は2倍近く、すい臓が んのリスクを高めるので、禁煙と体重の維持が何より大事です。また、遺伝性のがんも5〜10%あるので、近縁者が罹患した方は要注意だそうです。


すい臓がん


日本消化器病学会のホームページには、「すい臓がんを疑う特異的な症状はありませんが、表Aに該当する人が、表Bのような症状がある場合には、す い臓がんを疑って検査を受ける必要があります」 と書いてあります。

配信 Willmake143

Copyright(c) by FUJIMOTO DENTAL CLINIC.2010 All Rights Reserved.